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防災センター

 普通は警備関係の人が勤めているところが「防災センター」と呼ばれている。火災警報盤や各種の警報がつながれている場所だが、小規模なビルではここにビルの照明や空調、上下水道、ガス、電気の管制装置が集められており、ここで各種の設備の運転指令を出したり、異常警報を受けたりしている。

 私がアルバイトをやっている結婚式場でも、私は通常休日はここに勤務している。

 しかし、数年前から従業員の休憩所がないということを支配人からいわれて、交代で食事をしたり、休憩したりすることを認めてしまったから、今ではこの部屋は従業員の休憩時代わりになってしまった。

 昔はタバコを吸うことも認めていたので、いつも若い女性が4、5人タバコをふかしているタバコの煙がもうもうと立ちのぼる場所だったが、今は防災センターでの喫煙は禁止されている。

 それでも狭い防災センターのなかで彼女たちがケラケラ笑いながら話をしていたり、食事をしていたり、化粧をしていたり、メールをうったりしていたりしていると私の居場所はなくなる。

 もっとも、いつ電話で呼び出されたり、警報が鳴ったりするのか分からないので、部屋を開けることもできないから、昼時はいつも部屋の隅っこで電話を抱えておとなしくしていることにしている。

 彼女たちは一見すると結婚式場という女性にとって華やかな職場で働いているように見えるが、その内実は低賃金と長時間労働が一般化している世界でもある。

 正社員の数は圧倒的に少ないが勤務時間は午前9時から午後9時と長く、結婚式がある前日にはその準備のために12時近くまでのこって準備している姿が見られる。

 残りの人の多くは派遣社員とアルバイトで、派遣社員の多くは日雇い派遣であって、それこそ携帯電話のメールを頼りにいろいろな職場を日々転々としている女性たちだ。

 以前は日雇い派遣は男性ばかりと思っていたが、女性でも接客業やサービス業では彼女らのような低賃金、低福利の仕事で働く人々は多い。

 だから現役の女性労働者はどちらかといえば、日々の生活にお疲れモードなのだが、アルバイトの多くは女子大学生で、結婚式場が忙しいのは休日であり、またコンパニオンのようなセクハラまがいの待遇もうけていないので女子大学生には授業のない日に働けるということで人気のある職場になっている。

 気楽な女子学生と生活がかかっている派遣社員のあいだで時々いさかいがある時があるが、それをなだめるのも結婚式場の“釜(かま)焚き(た)き”の仕事のうちに入っている(???)

 

 

 

 

 

 

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