« 少しまずいことに | トップページ | 専門技術職の難しさ »

介護福祉士の労働条件の改善が先

 給料の話をするのはあまり好まないのだが、あえて言えば、病院で一番のお金持ちはもちろんお医者さま。

 その他は付録みたいなものだが、あえていえば看護師、臨床検査技師、レントゲン技師、栄養管理士などの専門職と事務職はおおむね“人並み”(ただし看護師の給料の多くは夜勤、残業といった不正規な労働時間によるところが大きい)

 それに続くのが、うちらのような“釜焚き”(設備管理員)や警備員で、この下に各種のアルバイト、臨時雇用者、派遣社員が続いている。

 では介護の仕事をしている労働者はどのあたりかというと、“釜焚き”とアルバイトの中間ぐらいだから、彼ら、彼女らの賃金がどれほどひどいものか理解できよう。

 だから資格を持って介護の仕事をする人でも生活できなくてやめていく人が多い。

 もちろん、病気の人を動かしたり、お風呂に入れたりするのは、重労働であるのだが、彼ら、彼女らが仕事に見切りをつけていく一番の理由は生活するだけの給料を稼ぐことができないということにつきる。

 そこで政府はインドネシアやフィリピン、ベトナムが介護福祉士を“輸入”しようというのだが、それでは問題は解決しない。

 寝たきりの人は誰かが介護しなければ生きていくことはできないのだが、その仕事が生きていくことすらできない賃金しか稼げないというのでは、介護福祉の仕事は職業として成り立たない。

 こういった根本的な問題に目を背けて、アジアの人々は給料が安いからやってくれるだろうではあまりにも無責任なような気がする。

|

« 少しまずいことに | トップページ | 専門技術職の難しさ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1026161/21043665

この記事へのトラックバック一覧です: 介護福祉士の労働条件の改善が先:

« 少しまずいことに | トップページ | 専門技術職の難しさ »