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体中が臭い

 病院の生ゴミ処理機が故障して修理していたら、生ゴミのにおいが体について抜けなくなってしまった。

 結構大きな病院だから、患者さんや職員の食事の残滓が毎日かなり出る。病院ではそれを生ゴミ処理機にかけて、水分を抽出して、ブタのえさのような固形物にして処理しているが、その機械の修理が大変だった。病棟から臭いという苦情も何件かあった。

 こういう事件になってしまったのはいくつかの理由がある。一つは生ゴミを搬送するパイプがつまったまま何日も放置されていたのでバイブのなかの生ゴミが腐ってしまい処理システム全体が強烈な腐敗臭を放つようになってしまったこと。

 このような故障の放置が起こったのは、この生ゴミ処理システムを管理していたのが栄養管理部だったことが大きい。栄養管理部の栄養士さんたちは大学で栄養学を学んだその道の専門家だが、こういう機械設備の維持・管理には疎いということがある。

 そしてさらに、生ゴミ処理システムが故障して動かないことは何日も前から分かっていたのだが、会計課の人は予算がないということでなかなか修理の許可をくれなかった。やっと了承してくれたのは交換用のポンプの購入は認めるが、ポンプの交換は設備の人で(つまり無料で)やってくれということだった。

 会計課の人がこのようにケチっているのは、一つには医療関係の設備は割高だということがある。つまり、業者に足元を見られて値段をふっかけられるということがあるのである。だから同じポンプにしても普通より2、3割高めだし、それに交換の工賃を加えると、何で?という見積金額になる。

 それと現在医療現場では医療費全体の引き下げと、公的医療機関では補助金がほとんど出なくなって独立採算制を強要されているということがあり、そのしわ寄せが整備・設備費の圧縮となっているということがある。

 だから、ポンプを交換するために配管をはずしたら腐ったものがドボドボと出てくることになる。こういう動脈硬化は医療現場の現状そのものかも知れない。

 

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