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病院は命の交差点

 この病院は産婦人科もあって、産婦人科は結構繁盛している。新生児室の中の保育器の中にはいつもいつも5匹以上の新生児がフミー、フミーと鳴いている。子どもの泣く声は神経にさわることが多いのだが、新生児の声は何か心をなごませる作用がある。

 そうかと思うと、先日、夜間の見回り時に、電話ボックスの近くで人影を見つけたので近寄ってみると、うす暗いなかで若い女性が、うずくまって泣きながら「お父さん、もう助からないんだって」と電話をかけていた。

 私はすぐにその場を離れたが、「もう助からないんだって」という声が何度も、何度もよみがえってきた。もちろん、こういうことについて単なる設備管理員である私にできることは何もないのだが、生まれる出るものと死にゆくものが交差する場所として病院は独特の雰囲気を持っている。

 もちろんこういった情緒に溺れていては何も解決しないが、こういう情緒を考えずしてものごとを議論するのもやはり間違いなのだろう。

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