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“ヤミン”の頭目

 名古屋市長選に立候補しているA氏を見て、“ヤミン”という思い出してはいけない言葉を思い出してしまった。

 “ヤミン”というのは愛大名古屋校舎の二部(夜間部)の自治会(共産党系)の活動家たちのことで、“夜の民青”という意味だと思う。

 この“ヤミン”が登場したのは、1971年の愛大紛争の頃だった。この大学紛争が特徴的なのは、大学当局VS学生活動家という当時の一般的な対立構造とは違って、共産党系の学生活動家VS反日共系(革マル派、中共派、ノンセクト)の学生活動家という対立構造が前面に出てきた大学紛争だった。

 反日共系が学生会館を取り、日共系が自治会会館を取るという陣取り合戦に始まり、双方が連日のように“白兵戦”を繰り広げたこの紛争で、共産党の“武装勢力”は“暁部隊”と呼ばれていたが、その実態は、外人部隊+“ヤミン”であった。

 全学ストが行われた当初はそれなりに意味のある紛争で、一般学生も参加していたが、党派が前面に出てくる中で、一般学生は姿を消し、後には、むき出しの党派闘争だけが残った。

 しかもこの党派闘争というのは、愛大名古屋校舎をどの党派が支配するかという、ヤクザの縄張り争いのような闘争へと変質していった。

 むきだしのゲバルト(暴力)のみが正義であり、秩序であるような状態が長く続き、双方が“戦時捕虜”をとって、自己批判をせまり、拒否すると、ボコボコにリンチされた。これは“暁部隊”だけではなく、中共派の毛沢東思想学生戦線も同様なことをした。

 ウソとデマがはびこり、共産党の国会議員は国会で、愛大名古屋校舎の反日共系の学生活動家たちは、公安警察や自衛隊(!)とつながっているとさえ誹謗中傷した。

 名古屋大学あたりで同じことが行われれば、大学当局も愛知県警も放ってはおかなかったのだろうが、どういうわけか、大学当局も愛知県警も介入はしなかったので、愛大名古屋校舎は荒れるがままに、荒廃していった。

 そういうあの時代につながる人が、今名古屋市長選挙に出てくることが理解できない。

 古き悪き共産党を体現しているような人物を名古屋市長選挙の候補者にするということ自体、共産党はあの時代から何も学んではいないということではないか?

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