日記・コラム・つぶやき

ポーターおばさん

 病院内でA地点からB地点まで、書類や薬を運ぶのは気送管システムが使われている。

 病院に来る前にもこういうシステムがあることは知っていたが、どうして真空ポンプやブロワーを使って、薬剤やカルテが入ったカプセルをA地点からB地点まで搬送するのか、不思議で仕方がなかったが、こちらに来て、そのシステムを実際に見て、ようやく分かった!

 これだけでも病院に来た甲斐があると思ったが、病院にはもう一つ「ポーター」という病院内の運送屋さんがいる。定期的に病院内を回ってA地点からB地点まで書類や薬を運ぶ仕事をしている。

 そのポーターさんのなかに私と同年代のおばちゃんが一人いる。何でも少し前までリハビリ棟で受付事務をやっていた人らしいが、受付に3人もいらない、とくに年寄りは要らない、年も年だからポーターにでもすれば、イヤになって病院をやめるだろうということで、ポーターに配属されたらしいが、当人はいたって元気である。

 「絶対にやめない」とがんばっているが、そういうやめない勇気というのも必要なのかも知れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

看護師の広域移動?

 病棟で不具合があって修理や修繕をする場合に、「修理伝票」を書いてもらうことになっているが、「北海道から来たばかりで、書き方がわからない。」「九州から来たばかりなので他の人に頼んで」といわれることがよくある。

 私自身4月1日に転職したばかりの“新人”ではっきりしたことは分からないのだが、厚生労働省傘下の独立法人である勤務先の病院は全国展開しており、全国各地に系列病院がある。

 したがって北海道から九州へ転勤する人がいてもおかしくはないのだが、現業労働者を広域移動させることの意味ははたしてあるのだろうか?

 病院の隣りに単身赴任者用の住宅や独身寮があるからといっても、相手は若い女性である。クリスマスケーキなみに扱われてもいいというわけではない。

 広域移動に応じろ、それがいやなら退職しろ、というのは女性労働者を恫喝しているのであろう。

 現在の医療現場は薬価の引き下げで収入減が見込まれている。これに対処するために、看護師の若返り(若年看護師は賃金が比較的安い)によってカバーするなどというのは労働者を犠牲にして経営難を乗り切ろうという資本の論理そのものだ。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

防災センター

 普通は警備関係の人が勤めているところが「防災センター」と呼ばれている。火災警報盤や各種の警報がつながれている場所だが、小規模なビルではここにビルの照明や空調、上下水道、ガス、電気の管制装置が集められており、ここで各種の設備の運転指令を出したり、異常警報を受けたりしている。

 私がアルバイトをやっている結婚式場でも、私は通常休日はここに勤務している。

 しかし、数年前から従業員の休憩所がないということを支配人からいわれて、交代で食事をしたり、休憩したりすることを認めてしまったから、今ではこの部屋は従業員の休憩時代わりになってしまった。

 昔はタバコを吸うことも認めていたので、いつも若い女性が4、5人タバコをふかしているタバコの煙がもうもうと立ちのぼる場所だったが、今は防災センターでの喫煙は禁止されている。

 それでも狭い防災センターのなかで彼女たちがケラケラ笑いながら話をしていたり、食事をしていたり、化粧をしていたり、メールをうったりしていたりしていると私の居場所はなくなる。

 もっとも、いつ電話で呼び出されたり、警報が鳴ったりするのか分からないので、部屋を開けることもできないから、昼時はいつも部屋の隅っこで電話を抱えておとなしくしていることにしている。

 彼女たちは一見すると結婚式場という女性にとって華やかな職場で働いているように見えるが、その内実は低賃金と長時間労働が一般化している世界でもある。

 正社員の数は圧倒的に少ないが勤務時間は午前9時から午後9時と長く、結婚式がある前日にはその準備のために12時近くまでのこって準備している姿が見られる。

 残りの人の多くは派遣社員とアルバイトで、派遣社員の多くは日雇い派遣であって、それこそ携帯電話のメールを頼りにいろいろな職場を日々転々としている女性たちだ。

 以前は日雇い派遣は男性ばかりと思っていたが、女性でも接客業やサービス業では彼女らのような低賃金、低福利の仕事で働く人々は多い。

 だから現役の女性労働者はどちらかといえば、日々の生活にお疲れモードなのだが、アルバイトの多くは女子大学生で、結婚式場が忙しいのは休日であり、またコンパニオンのようなセクハラまがいの待遇もうけていないので女子大学生には授業のない日に働けるということで人気のある職場になっている。

 気楽な女子学生と生活がかかっている派遣社員のあいだで時々いさかいがある時があるが、それをなだめるのも結婚式場の“釜(かま)焚き(た)き”の仕事のうちに入っている(???)

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

日記・コラム・つぶやき